ビールは値下げ、チューハイは値上げ。10月の酒税改正で家飲みはどう変わる?買い方と節約アイテム3選

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食生活

2026年10月1日の酒税改正で、ビールは値下げ、チューハイと新ジャンル(第3のビール)は値上げになります。スーパーやネット通販では「10月より酒税が上がります」というPOPが並び、「今のうちに買いだめした方がいいの?」「毎日の晩酌代はいくら変わるの?」と気になっている方も多いはずです。

この記事では、酒税改正で何がいくら変わるのかを一覧表で整理したうえで、飲むお酒のタイプ別に「いつ・何を・どう買えば得か」を具体的に解説します。人気の新ジャンルがビールに生まれ変わる理由や、買いだめで失敗しないための注意点、10月以降の家飲みコストを下げるアイテムもまとめました。

結論:新ジャンル・チューハイ派は9月中に「1〜2か月で飲みきれる分」だけ確保し、ビール派は10月以降に買うのが基本です。10月からの出費を根本的に抑えたいなら、酒税がかからないノンアルコールビール(アサヒ ドライゼロなど)を休肝日に取り入れるのが一番の近道です。


2026年10月の酒税改正とは?ビール・発泡酒・新ジャンルの税金が一本化

2026年10月の酒税改正とは?ビール・発泡酒・新ジャンルの税金が一本化

日本の酒税は、お酒の種類ごとに税率が決められています。これまでビールは税率が高く、麦芽の比率を下げた「発泡酒」や、麦芽以外の原料を使った「新ジャンル(第3のビール)」は税率が低く抑えられてきました。各メーカーはこの税率差を活かして、ビールに近い味を安く楽しめる商品を次々と生み出してきたわけです。

ところが「似た味の飲み物なのに税金が大きく違うのは不公平」「税率の差に合わせて商品開発がゆがむ」といった指摘があり、平成29年度(2017年度)の税制改正で、ビール系飲料の税率を3段階でそろえることが決まりました。

  • 2020年10月(第1段階):ビールを減税、新ジャンルを増税
  • 2023年10月(第2段階):新ジャンルを発泡酒と同じ税率に統合。あわせて日本酒と非発泡性のワインが1キロリットルあたり10万円に一本化
  • 2026年10月(第3段階・最終):ビール・発泡酒・新ジャンルが1キロリットルあたり15万5,000円で完全に統一

今回の10月1日は、この長い改正の「最終回」にあたります。これ以降は、ビールも発泡酒も新ジャンルも、同じ量なら酒税は同じ金額です。同時に、チューハイやサワー、スパークリングワインなどの「その他の発泡性酒類」も、1キロリットルあたり8万円から10万円へ引き上げられます。

つまり、これまで「安いから」という理由で選ばれてきた新ジャンルとチューハイの価格メリットが、そろって小さくなるのが今回の改正のポイントです。

酒税改正でいくら変わる?ビール・新ジャンル・チューハイの税額比較

酒税改正でいくら変わる?ビール・新ジャンル・チューハイの税額比較

350ml缶1本あたりの酒税額を、10月1日の前後で比べると次のとおりです。

種類 9月30日まで 10月1日から 差額(350ml) 差額(500ml)
ビール 63.35円 54.25円 約9.10円 値下げ 約13円 値下げ
発泡酒(麦芽比率25%未満)・新ジャンル 46.99円 54.25円 約7.26円 値上げ 約10.4円 値上げ
チューハイ・サワーなど 28.00円 35.00円 7.00円 値上げ 10円 値上げ
日本酒・ワイン(非発泡性) 変更なし(2023年に一本化済み) –

1本あたりでは数円の差でも、毎日の晩酌となると積み重なります。350ml缶を毎日1本飲む場合の年間の負担を計算してみましょう。

毎日1本飲むお酒 年間の酒税の変化
ビール 約3,320円の負担減
新ジャンル 約2,650円の負担増
チューハイ 約2,555円の負担増

ここで気をつけたいのは、上の数字はあくまで「税額」の差だという点です。アサヒビール、キリンビール、サントリーなどの大手は、税の増減分に合わせてメーカーの出荷価格を改定すると公表しています。しかし実際の店頭価格を決めるのは小売店なので、値下げ分がそのまま、すぐに反映されるとは限りません。

さらに宝酒造は、焼酎・清酒・チューハイなど183商品の値上げを発表しています。酒税以外にも、原材料費や物流費、容器代の上昇が価格に上乗せされるケースがあるため、「ビールは必ず安くなる」「日本酒は変わらない」と決めつけず、実際の売り場の値段を見比べることが大切です。

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「金麦」「本麒麟」がビールに?新ジャンルのビール化で何が変わるか

「金麦」「本麒麟」がビールに?新ジャンルのビール化で何が変わるか

今回の酒税改正でもう1つ大きな話題になっているのが、新ジャンルの人気ブランドが次々と「ビール」に生まれ変わることです。報道や各社の発表によると、主な動きは次のとおりです。

ブランド メーカー 変更内容
金麦 サントリー 中身をビール化(10月以降)
本麒麟 キリン 麦100%の生ビールにリニューアル、アルコール度数は6%から5%へ(11月4日発売)
麦とホップ サッポロ ビールへ品目変更(10月20日発売)
GOLD STAR サッポロ ビールへ品目変更(10月20日発売)

理由はとてもシンプルです。新ジャンルが安かったのは、中身の良し悪しではなく「税率が低かったから」でした。そのために麦芽以外の原料を使ったり、別のお酒を混ぜたりして、あえて「ビールではない」作り方をしていたのです。税率が同じになれば、そうした制約を守る理由はなくなります。どうせ税金が同じなら、麦芽をしっかり使った「ビール」として売った方が、味の面でも商品イメージの面でも有利というわけです。

飲む側にとって大事なのは、いつもの銘柄の味が変わる可能性があることです。アルコール度数が下がる銘柄もあるため、「今の味と飲みごたえが好き」という人は、リニューアル前の在庫を早めに確保しておくのも一つの手です。逆に、麦芽の比率が上がることで、ビールらしいコクや香りが増すことを楽しみにしている人も多いでしょう。

いずれにしても、新ジャンルとビールの境目は今後ますます曖昧になっていきます。10月以降は「ビールか新ジャンルか」という区分よりも、「好きな味かどうか」「1本いくらか」で選ぶ時代になると考えておくとよいでしょう。

酒税改正後の賢い買い方|お酒のタイプ別に「いつ・何を買うか」

酒税改正後の賢い買い方|お酒のタイプ別に「いつ・何を買うか」

では、実際にどう買い方を変えればいいのでしょうか。普段よく飲むお酒のタイプ別に、おすすめの動き方を整理します。

新ジャンル派:9月30日までに「飲みきれる分だけ」確保

値上げされる新ジャンルは、9月中に買えば旧税率の価格で手に入ります。ただし缶飲料の賞味期限は製造からおおむね9か月〜1年程度で、ビール系は時間がたつと香りや味が落ちていきます。目安は1〜2か月で飲みきれる量です。リニューアル前の味を残しておきたい銘柄があれば、その分だけ多めに確保しておきましょう。

チューハイ派:買いだめより「自分で割る」への切り替えを検討

チューハイも9月中に買う方が安く済みますが、今回の値上げは一時的なものではなく、10月以降ずっと続きます。毎日飲む人ほど、焼酎やウイスキーを炭酸水で割る「自家製サワー・ハイボール」に切り替えた方が、長い目で見て節約効果が大きくなります。濃さを自分で調整できるので、飲みすぎ防止にもつながります。

その場合にネックになるのが、炭酸水のペットボトルを買い続ける手間とゴミです。炭酸水メーカーがあれば、水道水から好きな強さの炭酸水をその場で作れます。

Amazon.co.jp

ビール派:10月1日以降に買うのが正解

ビールは値下げされるので、慌てて9月中に買う必要はありません。むしろ10月以降の方が安くなる可能性があります。ただし前述のとおり、店頭価格への反映には時間差があります。ネット通販のケース買いや、スーパーの特売日、ポイント還元の大きいキャンペーンを狙うとお得です。

日本酒・ワイン派:基本は影響なし、スパークリングだけ注意

日本酒と非発泡性のワインは、2023年にすでに税率がそろっているため今回は対象外です。ただしスパークリングワインは発泡性のお酒として増税の対象になります。年末年始のパーティー用に買う予定がある人は、早めに用意しておくと少しだけお得です。

買いだめで失敗しないために|よくある3つの落とし穴

買いだめで失敗しないために|よくある3つの落とし穴

「値上げ前に買っておこう」という気持ちは自然ですが、勢いで買いすぎると、かえって損をすることがあります。よくある失敗を3つ紹介します。

落とし穴①:賞味期限と保管場所を考えずに箱買い

1ケース24本を何箱も買うと、飲みきるまでに数か月かかります。ビール系は直射日光や高温に弱く、ベランダや車の中など温度変化の大きい場所に置くと風味が落ちてしまいます。冷暗所に置ける量を先に決めてから買いましょう。

落とし穴②:節約分より多く飲んでしまう

家にお酒がたくさんあると、つい1本多く開けてしまいがちです。7円安く買えても、飲む本数が増えれば本末転倒です。買いだめした分は「いつもの本数」で飲むと決めておきましょう。

落とし穴③:値上げ幅以上に高い店で買う

「値上げ前だから」と焦って、普段より高い店で買ってしまうケースもあります。350ml缶1本あたりの値上げは7円前後です。普段使いのスーパーやネット通販より10円以上高いなら、慌てて買う意味はありません。1本あたりの単価で比べるクセをつけると失敗しにくくなります。

ちなみに、ビールや発泡酒はふるさと納税の返礼品としても人気です。寄付の上限額の範囲内なら、実質2,000円の負担でケース単位のビールを受け取れるので、家飲み派は選択肢に入れてみてください。

👉 関連記事:ふるさと納税、秋からでも間に合う2026年おすすめ返礼品|米・肉・家電の選び方

10月からの家飲みコストを下げる3つの習慣

10月からの家飲みコストを下げる3つの習慣

酒税改正をきっかけに、家飲みの習慣そのものを見直すのもおすすめです。無理なく続けられる3つの工夫を紹介します。

習慣①:休肝日はノンアルコールビールに置き換える

アルコール度数1%未満のノンアルコール飲料は酒類ではないため、酒税がかかりません。今回の値上げとも無関係です。平日の何日かをノンアルに置き換えるだけで、お財布にも体にもやさしい晩酌になります。最近は糖質ゼロ・カロリーゼロで、ビールに近い飲みごたえの商品も増えています。

習慣②:「平日は割り飲み、週末はビール」とメリハリをつける

毎日同じお酒を飲むより、平日は焼酎やウイスキーを炭酸で割り、週末は少しいいビールを楽しむ、というように使い分けると満足度を保ったまま出費を抑えられます。値下げで手が届きやすくなったビールを「ごほうび」にするイメージです。

習慣③:ケース買いは定期便とポイント還元を組み合わせる

よく飲む銘柄が決まっているなら、ネット通販の定期おトク便やポイント還元キャンペーンを組み合わせると、1本あたりの価格をさらに下げられます。重たいケースを玄関まで届けてもらえるので、買い物の負担も減ります。

✅ おすすめ商品:酒税改正後の家飲みをお得に楽しむ3アイテム

「10月からの値下げを活かせるもの」「値上げの影響を受けにくくするもの」という2つの視点で、家飲み派に役立つ3アイテムを選びました。いずれもAmazonで在庫があり、すぐに購入できる商品です。

商品名 価格帯 特徴 こんな人向け
サントリー ザ・プレミアム・モルツ 350ml×24本 5,300円前後 値下げの恩恵を受けるビールをケースで 週末のビールを楽しみにしている人
ソーダストリーム TERRA(テラ)スターターキット 15,000円前後 水道水から炭酸水を作れる チューハイ・ハイボールをよく飲む人
アサヒ ドライゼロ 350ml×24缶 2,500円前後 酒税ゼロのノンアルコールビール 休肝日を作りたい人

サントリー ザ・プレミアム・モルツ 350ml×24本

華やかな香りとコクが特徴の、サントリーを代表するプレミアムビールです。10月からはビールの酒税が1本あたり約9円下がるため、「普段は新ジャンル、ビールはたまに」だった人も手に取りやすくなります。Amazonが発送・販売しているので、重たいケースも玄関まで届けてもらえます。

こんな人におすすめ:10月からの値下げを活かして、週末のビールを少しいいものにしたい人。

Amazon.co.jp: ザ・プレミアム・モルツ 350ml 24本 サントリー ビール プレモル 生ビール 缶ビール ギフト 神泡 | 高いモルト比率でブレンド。 : 食品・飲料・お酒
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ソーダストリーム TERRA(テラ)スターターキット

電源不要で、専用ボトルに水を入れてボタンを押すだけで炭酸水が作れる炭酸水メーカーです。ガスシリンダーはワンタッチで取り付けられ、炭酸の強さもボタンを押す回数で調整できます。チューハイやハイボールを自分で作るようになれば、ペットボトルの炭酸水を買う手間やゴミも減らせます。

こんな人におすすめ:チューハイの値上げを機に、自分で割るスタイルに切り替えたい人。

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アサヒ ドライゼロ 350ml×24缶

ノンアルコールビールの定番で、Amazonのノンアルコール飲料ランキングでも上位の人気商品です。カロリーゼロ・糖質ゼロで、キレのある飲み口が特徴。酒税がかからないため、今回の酒税改正による値上げの影響を受けません。休肝日の晩酌をこれに置き換えるだけで、年間の酒代をぐっと抑えられます。

こんな人におすすめ:健康診断の結果が気になっていて、無理なく休肝日を作りたい人。

Amazon.co.jp

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)

Q1. 酒税改正はいつから?

A. 2026年10月1日からです。10月1日以降にメーカーから出荷された商品が新しい税率の対象になります。店頭では、旧税率で仕入れた在庫がしばらく旧価格のまま売られることもあります。

Q2. ビールは本当に安くなる?

A. 酒税は350ml缶1本あたり約9.10円下がり、大手メーカーも出荷価格を引き下げると発表しています。ただし店頭価格は小売店が決めるため、値下げ幅や時期は店によって異なります。

Q3. 日本酒やワインは値上がりする?

A. 日本酒と非発泡性のワインは2023年10月に税率が一本化済みのため、今回の改正の対象外です。ただしスパークリングワインは発泡性のため、チューハイなどと同じく増税の対象になります。

Q4. 9月中に買いだめした方がいい?

A. 値上げされる新ジャンルやチューハイなら、9月中に買った方が安く済む可能性があります。ただし賞味期限と保管スペースを考え、1〜2か月で飲みきれる量にとどめるのがおすすめです。ビールは10月以降に買う方がお得です。

Q5. 新ジャンルはなくなってしまうの?

A. 税額がビールと同じになるため、新ジャンルとして販売する税制上のメリットはなくなります。すでに金麦、本麒麟、麦とホップなどがビールへのリニューアルを発表しており、今後も同じ動きが広がる可能性があります。

Q6. ノンアルコールビールにも酒税はかかる?

A. かかりません。酒税法ではアルコール分1度以上の飲料を「酒類」としているため、1%未満のノンアルコールビールは対象外です。今回の改正による値上げの影響も受けません。

Q7. 飲食店のビールも安くなる?

A. 飲食店の価格は仕入れ値のほか、人件費や家賃などさまざまなコストで決まるため、すぐに値下げされるとは限りません。一方でチューハイやサワーは仕入れ値が上がるため、メニュー価格の見直しが行われる可能性があります。

まとめ

  • 2026年10月1日の酒税改正で、ビール・発泡酒・新ジャンルの税額は350mlあたり54.25円に統一される
  • ビールは約9.10円の減税、新ジャンルは約7.26円、チューハイは7円の増税
  • 日本酒・ワインは変わらないが、スパークリングワインは増税の対象
  • 金麦・本麒麟・麦とホップなど、新ジャンルの人気銘柄が次々とビール化
  • 新ジャンル・チューハイは9月中に「飲みきれる分だけ」、ビールは10月以降に買うのが基本
  • ノンアルコールビールや炭酸水メーカーを取り入れると、10月以降の家飲みコストを根本から下げられる

今回の酒税改正は、長年続いた「ビールは高い、第3のビールは安い」という常識が変わる大きな節目です。自分がよく飲むお酒がどう変わるのかを知っておけば、慌てて買いだめする必要はありません。10月からの家飲みは、値段だけでなく「好きな味」と「飲み方」で選んで、賢く楽しみましょう。


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