お菓子もパンも、また値上げです。明治は2026年8月18日、「きのこの山」「たけのこの里」を含む計14品の価格改定を発表しました。チョコレート・スナック菓子11品は11月1日出荷分から約3〜8%、飲料3品は10月1日から約16〜21%の引き上げです。パンに至っては、山崎製パンが2026年7月1日出荷分から306品目・平均5.6%(食パンは平均6.6%)をすでに実施済み。値上げが止まらない今、家計を守る現実的な選択肢として再評価されているのが「焼く・煮る」を家に置く方法です。この記事では、ホームベーカリーと電気圧力鍋が本当に元を取れるのかを実費で検証し、後悔しない選び方とおすすめ3機種を比較します。
結論:毎日パンを食べる家庭ならホームベーカリー、平日の夕食を安い食材で回したいなら電気圧力鍋が正解です。少人数で焼きたてを毎朝食べたいなら「パナソニック SD-CB1-W」、コスパと機能のバランスなら「シロカ おうちベーカリー ベーシック SB-1D271」、煮込みを丸ごと任せたいなら「ティファール ラクラ・クッカー コンパクト CY3518JPA」。詳しい理由と数字は以下で解説します。
2026年の値上げは今どこまで来ているのか

「また上がったな」と感じる感覚は、数字の裏付けがあります。帝国データバンクの「食品主要195社」価格改定動向調査によれば、2026年の飲食料品の値上げ品目数は年間で1万4,000品目を超え、調査を開始した2022年以降5年連続で年間1万品目超えとなりました。もはや値上げは一時的な出来事ではなく、常態です。
直近で発表された主な値上げ
| メーカー・対象 | 時期 | 値上げ幅 |
|---|---|---|
| 明治:チョコ・スナック菓子11品(きのこの山、たけのこの里、カールうすあじ、ガルボチョコパウチ ほか) | 2026年11月1日出荷分 | 約3〜8% |
| 明治:飲料3品(辻利 お濃い抹茶ラテ ほか) | 2026年10月1日出荷分 | 約16〜21% |
| ロッテ:ボトル入りガム(キシリトール ほか) | 2026年秋以降 | 順次改定 |
| 山崎製パン:306品目(食パン類は平均6.6%) | 2026年7月1日出荷分(実施済み) | 全体平均5.6% |
値上げの根っこにあるのは「小麦」と「物流」
パンやお菓子の値上げがそろって起きる理由は、原材料が重なっているからです。農林水産省は2026年4月期の輸入小麦の政府売渡価格を2.5%引き上げ、5銘柄加重平均で1トンあたり62,520円としました。政府売渡価格は製粉会社を通じて小麦粉の価格に反映され、そこから数か月遅れでパン・麺・菓子へと波及していきます。つまり、7月のパン値上げと11月のお菓子値上げは、同じ一本の流れの上にある出来事です。
さらに包装資材の高騰、物流費の上昇、円安が重なります。メーカー側で吸収できる幅はすでに限界に近く、「来年は落ち着くだろう」と待つ戦略はあまり現実的ではありません。だとすれば、消費者側にできるのは「買う量を減らす」か「買い方を変える」か、あるいは「買っていたものを、家で作れるようにする」かの三択になります。
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食パン1斤、買うのと焼くのでいくら違う?

ここが一番知りたいところだと思います。ホームベーカリーで食パン1斤を焼いたときのコストを、公開されている実測値をもとに整理します。
1斤あたりのランニングコスト
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 材料費(強力粉・ドライイースト・砂糖・塩・バター・水) | 約150〜200円 | 粉の銘柄とバターの量で変動 |
| 電気代(1回あたり) | 約5〜10円 | 4〜5時間の運転でもこの程度 |
| 合計(1斤あたり) | 約155〜210円 | 本体代は含まない |
市販の食パンは、安売りのプライベートブランドなら150円前後、大手メーカーの角食パンなら200〜250円、ベーカリーの食パンなら400〜800円というのが2026年夏の相場感です。こうして並べると、「スーパーの特売品より安くなる」わけではないことがわかります。ここを誤解したまま買うと、確実にがっかりします。
それでも「元が取れる」のはどういう家庭か
ホームベーカリーが効いてくるのは、次の3つのどれかに当てはまる家庭です。
- 普段からベーカリーや高価格帯の食パンを買っている:1斤400円のパンを週3回買っているなら、月に約4,800円。1斤180円で焼けば月2,160円で、差額は月2,600円ほど。本体2万円なら8か月弱で回収できる計算です
- 家族が多く、消費量が多い:1回2斤焼けるモデルなら、材料費のスケールメリットがそのまま効きます
- 市販パンの原材料が気になっている:家で焼けば入れるものを全部自分で決められます。乳化剤やイーストフードを避けたい人にとっては、金額に換算できない価値があります
逆に、「食パンは週1枚食べるかどうか」「特売の6枚切りで十分満足している」という家庭では、本体代を回収する前に使わなくなる可能性が高いです。コスト効果は「今いくらのパンを、どれだけ買っているか」で決まります。まずレシートを1か月分ふり返ってみてください。
電気圧力鍋のコスト効果は「食材の選択肢」で出る
電気圧力鍋はやや性質が違います。1回あたりの電気代はおおむね10〜20円程度で、ガスコンロで長時間煮込むより光熱費を抑えやすいのが基本線ですが、本当に効くのはそこではありません。圧力調理があると、安い食材が主役になれることが最大の家計効果です。
- 豚こま・鶏むね・牛すじ・スペアリブなど、安いけれど硬い部位が短時間でやわらかくなる
- 乾燥大豆・ひよこ豆・切り干し大根といった単価の安い乾物を、戻し時間を気にせず使える
- 玄米や雑穀も手軽に炊けるので、白米以外の選択肢が増える
- まとめて作って冷蔵・冷凍しておけば、疲れて総菜やデリバリーに逃げる日が減る
「今日は作りたくない」で買う総菜が1回800円だとして、それが週2回減れば月6,400円。電気圧力鍋の本体代は1〜2か月で回収できる水準です。
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「焼く」担当:ホームベーカリーの選び方4つの軸

ホームベーカリーは価格差が1万円台から5万円台まで広く、スペック表を眺めても違いが見えにくい家電です。見るべき軸は次の4つに絞れます。
① 斤数(1回に焼ける量)
0.6斤・1斤・1.5斤・2斤が主なラインナップです。1〜2人暮らしなら0.6〜1斤、3人以上なら1〜1.5斤が目安。大は小を兼ねません。焼きたてはおいしいですが、翌日以降は市販パンと同じように味が落ちるため、「食べ切れる量を、こまめに焼く」ほうが満足度もコスパも高くなります。小さめのモデルは本体もコンパクトで、置き場所の問題も同時に解決します。
② メニュー数と、本当に使うメニュー
「30メニュー搭載」といった数字は魅力的ですが、実際に使うのは食パン・早焼き・生地づくり(ピザ・パン生地)・もち、あたりに落ち着きます。それより米粉パン、低糖質パン、天然酵母といった「自分が作りたい特定のパン」に対応しているかを確認するほうが実用的です。小麦の値上がりが続くなら、米粉パンに対応しているかどうかは将来効いてきます。
③ 音とタイマー
ホームベーカリーは「こねる」工程でどうしても音が出ます。朝食に間に合わせるタイマー予約をすると、こねが深夜〜早朝に走ることになるため、寝室と設置場所が近い間取りでは音が現実的な問題になります。集合住宅なら、リビングやキッチンの奥まった場所に置ける余裕があるかを先に考えておくと失敗しません。
④ パンケースの構造と手入れ
続くかどうかは、片付けのラクさでほぼ決まります。パンケースが取り外して丸洗いでき、羽根(練り羽根)の着脱が簡単なモデルを選んでください。パンケースの厚みや形状は焼き上がりにも影響し、厚釜タイプは熱がまわりやすく、外はしっかり中はふんわりという仕上がりになりやすい傾向があります。
この4軸で見たとき、「1〜2人分を毎朝焼きたてで食べたい」という使い方に最も素直に応えてくれるのが、パナソニックのコンパクトモデル「SD-CB1-W」です。約0.6斤という思い切った小容量で、食べ切りサイズを毎日焼くという発想に振り切っています。イーストの自動投入や、季節による発酵のブレを抑えるプログラム制御はパナソニックの得意分野で、「レシピどおりにやったのに膨らまない」という初心者のつまずきが起きにくいのが強みです。
「煮る」担当:電気圧力鍋が家計に効く仕組み

電気圧力鍋を「時短家電」としてだけ捉えると、価値を半分しか使えません。値上げ局面での本当の役割は、「安い食材を、おいしく食べられる状態に変換する装置」です。
圧力調理が向いている食材とメニュー
| 食材 | できる料理 | 家計へのメリット |
|---|---|---|
| 豚こま・豚バラブロック | 角煮、豚汁、カレー | ブロック買いで単価が下がる |
| 鶏むね肉 | サラダチキン、蒸し鶏 | もも肉より安く、しっとり仕上がる |
| 牛すじ | 牛すじ煮込み、どて煮 | 最安級の部位が主役になる |
| 乾燥豆・切り干し大根 | 煮豆、五目煮 | 常温保存でき単価が非常に安い |
| 玄米・雑穀 | 玄米ごはん | 浸水時間の壁がなくなる |
選び方は「容量」と「圧力値」と「予約」
容量は2人以下なら2〜3L、3〜4人なら3〜4Lが目安です。大きすぎると少量調理でうまく圧がかからないことがあるので、家族の人数に素直に合わせるのが正解。圧力値は一般に高いほど短時間でやわらかくなり、本格志向なら90kPa以上が一つの目安とされます。ただし数値が高いほど本体価格も上がるため、まず「続くかどうか」を確かめたい段階では、そこまで神経質にならなくて構いません。
そして意外と効くのが予約調理です。朝に材料を入れて出かけ、帰宅時間に合わせて仕上がるようにセットできると、「疲れて帰ってきて総菜を買う」という最大の出費ルートを断てます。
この観点で最初の1台に選びやすいのが、ティファールの「ラクラ・クッカー コンパクト CY3518JPA」です。3Lで2〜4人分に対応しながら、圧力・無水・蒸す・煮込み・低温・炊飯といった役割を1台でこなします。操作系が素直で、レシピどおりに材料を入れてボタンを押せば形になるため、「圧力鍋は怖い」という心理的ハードルを越えやすいのが最大の利点です。
買う前に必ず確認したい「置き場所」と「続くか」

調理家電が押し入れ行きになる理由は、味でも性能でもなく、たいてい「置き場所」と「面倒くささ」です。買う前に次の5点を確認しておくと、失敗の確率が大きく下がります。
① 上方向のクリアランスを測る
ホームベーカリーはフタを上に開き、電気圧力鍋は真上に蒸気を逃がします。本体の高さだけでなく、その上に15〜20cmの余白があるかを必ず測ってください。吊り戸棚の真下は、蒸気で棚板を傷めるため電気圧力鍋の定位置には向きません。
② 「出しっぱなしにできるか」で決める
使うたびに戸棚から出す家電は、ほぼ確実に使わなくなります。逆に言えば、カウンターに常設できるサイズを選べば、それだけで稼働率が上がります。小さいモデルを選ぶ理由は、性能の妥協ではなく続けるための設計です。
③ 粉と食材のストック場所も一緒に考える
ホームベーカリーを導入すると、強力粉・ドライイースト・スキムミルクといった材料の保管場所が新たに必要になります。強力粉は開封後の劣化が早いので、密閉容器に移して冷蔵または冷凍保存するのが基本。この「材料の置き場所」を先に決めておかないと、粉がキッチンに散らかって嫌になる、というよくあるパターンに入ります。
④ 洗う部品の数を数える
電気圧力鍋は内鍋・フタ・パッキン・蒸気口の部品を洗います。パッキンはにおい移りしやすいため、こまめに外して洗える構造かどうかは長く使ううえで重要です。購入前に、レビューで「手入れ」に触れているものを2〜3件読んでおくと精度が上がります。
⑤ 電気代を含めた運用コストを見る
調理家電を増やすと電気の使用量は当然増えます。とはいえホームベーカリー1回5〜10円、電気圧力鍋1回10〜20円という水準は、家計全体で見れば誤差の範囲です。むしろ電気代を気にするなら、エアコンや冷蔵庫といった常時稼働の家電を見直すほうが効果が大きくなります。
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家電以外にもある、値上げ時代の食費防衛策

家電はあくまで手段のひとつです。値上げのニュースが出るたびに買い物を我慢するより、仕組みで守るほうが長続きします。
値上げ前の「先回り買い」は品目を絞る
11月に上がるとわかっているお菓子を今のうちに買っておく、という判断は理にかなっています。ただし対象は常温で長期保存でき、確実に消費するものに限ってください。買いだめが賞味期限切れを生めば、値上げ以上の損失です。
ローリングストックで在庫を回す
使った分だけ買い足して常に一定量を保つローリングストックは、防災の文脈で語られがちですが、値上げ対策としても有効です。安いときにまとめ買いして、古いものから使い、切らさない。この回転ができていれば、価格が上がったタイミングで慌てて買う必要がなくなります。
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「作る日」と「作らない日」を最初から分けておく
自炊を増やすと決めた家庭が挫折する原因は、100%を目指すことです。週に2日は作らない日と決めて、その日はレトルトや冷凍でいいと最初にルール化しておくと、残りの5日の自炊が続きます。ホームベーカリーも電気圧力鍋も、「毎日使わなければ損」と考えた瞬間に義務になり、義務になった家事は必ず止まります。
小麦粉は銘柄と容量を見直す
ホームベーカリーを使い始めると、強力粉の消費量が一気に増えます。1kg入りを都度買うより、2.5kgや5kgの業務用サイズのほうが単価は下がりますが、劣化のリスクも上がります。月にどれだけ焼くかを1〜2か月測ってから、容量を上げるのが安全な順番です。
✅ おすすめ商品:値上げ時代に効く「焼く・煮る」家電3選
選定にあたっては、①2026年8月時点でAmazonに在庫があり現行販売中であること、②初心者が最初の1台として買っても持て余さないこと、③日本の一般的なキッチンに無理なく置けるサイズであること、の3点を基準にしました。価格は2026年8月20日時点の参考価格です。
| 商品名 | 価格帯 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| パナソニック SD-CB1-W | 2万円台前半 | 約0.6斤・20メニュー。食べ切りサイズを毎日焼く発想 | 1〜2人暮らしで毎朝焼きたてを食べたい人 |
| シロカ おうちベーカリー ベーシック SB-1D271 | 1万円台後半 | 1斤タイプ・オートメニュー22種。厚釜パンケースとレシピブック82種付き | 家族の分をまとめて焼きたい・コスパ重視の人 |
| ティファール ラクラ・クッカー コンパクト CY3518JPA | 1万円台後半 | 3L。圧力・無水・蒸す・低温・炊飯を1台で | 安い食材で平日の夕食を回したい2〜4人家族 |
パナソニック ホームベーカリー SD-CB1-W
約0.6斤という小容量に振り切ったコンパクトモデルです。20メニューを搭載しながら本体はおよそ幅18.8×奥行28.5×高さ24.3cmと、日本のキッチンカウンターに素直に収まるサイズ。パナソニックが長年蓄積してきた、季節による室温・発酵のブレを補正するプログラム制御が入っているため、夏でも冬でも仕上がりが安定します。「レシピどおりにやったのに膨らまなかった」という最初の挫折が起きにくい1台です。
こんな人におすすめ:1〜2人暮らしで、翌日に持ち越さない量を毎朝焼きたてで食べたい人。
シロカ おうちベーカリー ベーシック SB-1D271
1斤タイプで、オートメニューは22種類。新形状の厚釜パンケースを採用しており、外はしっかり、中はふんわりという焼き上がりを狙いやすい構造です。82レシピを収録したオリジナルレシピブックが付属するため、「買ったはいいが食パンしか焼かなくなった」という状態を避けやすいのも実用的。ベーグル生地や高加水パンにも対応しており、慣れてきたときの伸びしろがあります。
こんな人におすすめ:3人以上の家庭で、1斤サイズをまとめて焼きたい人。パン以外のメニューにも手を広げたい人。
ティファール 電気圧力鍋 ラクラ・クッカー コンパクト CY3518JPA
3Lで2〜4人分に対応する電気圧力鍋。圧力調理に加えて無水調理・蒸し・煮込み・低温調理・炊飯まで担当します。ティファールらしく操作系が素直で、材料を入れてメニューを選ぶだけという流れが分かりやすいのが特長。牛すじや豚バラブロックといった「安いけれど下ごしらえが面倒な食材」を日常の選択肢に戻してくれる1台です。
こんな人におすすめ:平日の夕食を安い食材で回したい2〜4人家族。圧力鍋に苦手意識があり、最初の1台で失敗したくない人。
よくある質問(Q&A)

Q1. ホームベーカリーは結局、市販のパンより安くなりますか?
A. 特売の食パンと比べれば安くはなりません。材料費と電気代で1斤あたりおよそ155〜210円かかるためです。ただし、普段ベーカリーや高価格帯の食パンを買っている家庭なら差額は大きく、1斤400円のパンを週3回買っている場合で月2,600円ほど浮く計算になります。「今いくらのパンを買っているか」が判断基準です。
Q2. 本体代を回収するのに何斤くらい焼けばいいですか?
A. 本体2万円、1斤あたりの節約額が200円なら100斤、週3回のペースで約8か月です。1斤あたり100円しか浮かない使い方なら200斤・約1年半かかります。回収スピードは「置き換える前のパンの価格」で決まるので、購入前に一度計算してみることをおすすめします。
Q3. こねる音はどのくらいうるさいですか?
A. 生地をこねる工程では、洗濯機の脱水に近い振動音が10〜20分ほど断続的に発生します。日中は気にならない程度ですが、タイマー予約で早朝に動かす場合は寝室との距離が問題になります。集合住宅では、床に直接ではなく安定したカウンターに置き、寝室から離すのが基本です。
Q4. 米粉パンや低糖質パンも焼けますか?
A. 対応メニューがあるモデルなら焼けます。ただし米粉パンはグルテンがないため専用のレシピと材料が必要で、小麦のパンと同じ手順では膨らみません。米粉パンを主目的にするなら、購入前に対応メニューの有無を必ず確認してください。
Q5. 電気圧力鍋とガスの圧力鍋、どちらが得ですか?
A. 光熱費だけならガス圧力鍋のほうが安く済む場面もありますが、電気圧力鍋の価値は「その場を離れられる」ことにあります。火加減の調整も見張りも不要で、予約調理までできる。家計への貢献は光熱費の差ではなく、「疲れて総菜を買う日が減ること」で出ます。
Q6. 11月の値上げ前に、お菓子は買いだめしたほうがいいですか?
A. 常温で長期保存でき、確実に食べ切るものに限れば合理的です。チョコレート菓子は高温で品質が落ちるため、残暑が続くうちの大量買いは向きません。涼しくなってから、賞味期限を確認したうえで必要量だけにしておくのが安全です。
Q7. 値上げは2027年には落ち着きますか?
A. 断定はできません。ただし飲食料品の値上げは2022年以降5年連続で年間1万品目を超えており、原材料・物流・為替のいずれも短期に反転する材料は乏しい状況です。「待てば戻る」前提で家計を組むより、支出構造そのものを変えるほうが現実的といえます。
まとめ
- 明治は8月18日、きのこの山・たけのこの里など計14品の値上げを発表。チョコ・スナック菓子11品は11月1日出荷分から約3〜8%、飲料3品は10月1日から約16〜21%
- パンはすでに山崎製パンが7月出荷分から306品目・平均5.6%(食パン平均6.6%)を実施済み。背景には輸入小麦の政府売渡価格2.5%引き上げ(1トン62,520円)がある
- ホームベーカリーで焼く食パンは1斤あたり約155〜210円。特売パンより安くはならないが、ベーカリーパンを買っている家庭なら回収は早い
- 電気圧力鍋の家計効果は光熱費ではなく、「安い食材が主役になる」ことと「総菜に逃げる日が減る」ことで出る
- 失敗の原因はほぼ置き場所と手入れ。カウンターに出しっぱなしにできるサイズを選ぶのが、続けるための最短ルート
値上げのニュースを見るたびに我慢を積み増すより、支出の形そのものを変えるほうが精神的にもラクです。焼く・煮るを家に置くという選択は、2026年の値上げ局面ではもう「趣味の家電」ではなく、家計を守る現実的な手段になりました。まずは1か月分のレシートを見て、自分の家がどちらのタイプかを確かめるところから始めてみてください。
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